近況


●4月(循環器内科)


初日から5日連続で救急部から緊急カテが襲来…自分のせい!?
そんなわけで早くも疫病神の異名を授かることになる。
部長には「GWにパワースポットでお祓いしてきなよ」と言われる始末。
カルテの使用方法も分からないまま現場に放り出されて泣きそうな1か月。
優しい2年目研修医と専攻医のおかげでなんとか首吊りだけは免れる。
そして4月後半からは当直も開始。睡眠時間削られるのはやっぱり辛いっす。
今思い出してもこの1カ月は分からないことだらけで最も精神的にキツかった…。


●5月(血液内科)


GWに実家に帰ろうと思ったら体調不良で断念。
自分の病院で診てもらったら「咳喘息」との診断。
やはり…四日市生まれだからか…?


のんびりまったりな血液内科。
ようやく仕事のやり方が分かってきて医学を楽しむ余裕が出てくる。
部長の先生に医療政策の会合に連れて行ってもらったり充実した日々。
しかしやっぱりcancerは医療側にとっても辛いものだなぁと実感。


●6月(神経内科


毎日「リハビリはどうですか?順調ですか?」と聞くだけの簡単なお仕事です。
ところが最終週初日に病院に行くと自分の担当患者一覧に上司の名前が入っているというハプニング。
その後の展開は御想像にお任せします。
1年目研修医代表(という名のパシリ)に選ばれたのもこの時期だっけ。


●7月(救急)


今年は熱中症がたくさん出ましたね。
7月のある日には日本の9割以上の救急車が出払うという異常事態が発生しました。
そんな歴史的な時期に救急をローテートする自分カワイソス。
おかげさまで病院の月間救急車受け入れ記録を大幅更新しましたとも。ええ。
意識状態がおかしい患者さんが暴れて腹部を殴られてダウンするというイベントも発生。
頑張った、俺頑張った。


●8月&9月(麻酔)


ただいま個性的なメンバーに囲まれながら麻酔を頑張ってます。
気付けば研修医生活も半年が過ぎてしまいました。
あと半年経ったら2年目になって教える立場になるとかマジ勘弁。
まだまだ分からないことだらけで病棟で泣きそうになっていることが多いですが
コツコツ少しずつでも医者らしくなっているのかなと実感することもあり。


こんなヤブ研修医ですが皆様生温かく応援して下さい。

医療政策クラークシップ


違う大学の医学部に知り合いができたという点で転機になったクラークシップ。
そういえばうちの大学では人気につき抽選になったんですよね。
抽選で落ちていたら自分はどうなっていたんだろう…。
自分が一生知ることがなかったであろう世界の大きさに冷や汗を感じます。


昨日の飲み会はすごく楽しかった。
みんながそれぞれ良い経験をして良い中身を持っている。
これは「話が上手い」とは一回り違う次元の話。
だからきっと見ているだけでほんわか楽しい。


もっといろんな人に出会っていろんな経験をしなきゃね。
医師として、人間として、体当たりな1年間にしよう。
そうしよう。

卒業


そんなわけで一昨日、私は大学を卒業しました。
大学に入った以上はストレートで卒業するのが当然の義務!
でもいざ卒業してみるとそれなりに頑張ってきたような気がしてしまうから不思議。


学科では6年間いろんな人にお世話になりました。
心からすごく尊敬している人もいます。
正直もう関わりたくない人も…います。
1か月で4回くらいサシ飲みした人もいます。
結局1回も話さなかった人もたくさんいます。
一時期に疎遠になってしまった人もいました。
でもひょんなことがキッカケで以前よりもっと仲良くなりました。
酒飲みがいました。
妖怪もいました。
スポーツマンがいました。
天才がいました。
バカもいました(良い意味で)。
仲間がいました。
ライバルがいました。


最終的には純粋な臨床医を目指すことになりそうなので、
必ずしもこの大学の医学部である必要はなかったのかもしれませんが、
それでも頑張ってこの大学に入ることができて良かったと思っています。
お世話になった同級生、先生方、後輩方、本当にありがとうございました。

3日クッキング、今回はフォアグラを作ってみましょう


24日:上京、旧実習班飲み、2次会
25日:卒業式、謝恩会1次会、サークル飲み、謝恩会2次会
26日:医療政策クリクラ0次会、1次会、2次会
肝臓:完全フォアグラ状態
27日:休肝日←いまここ

医学本紹介ラスト


[rakuten:book:12043400:detail]


救急研修&当直への対策として購入した1冊。
実際に初期研修医を指導している人たちが執筆しているだけあって、
自分がはまってしまいそうなピットフォール(落とし穴)がズラリ揃っていました。
患者の予後を大きく変えてしまいそうな対応ポイントを中心に押さえてあるので、
体系的に鑑別診断を行って治療に進むという一般的な構成にはなっていませんが、
ある程度救急に力を入れている病院で研修するのであれば一読しておいても良いかもしれません。
研修医にとっては患者さんに訴えられるのが一番のピットフォールでしょうから。
無事これ名馬、と。


[rakuten:book:11040878:detail]


姉妹本(?)の演習書もどき。
基本的に書いてあるポイントは上の本とほとんど同じなので、
2回読まないと頭に入らない自分のようなニワトリ頭にはオススメかも。

漫画紹介


以前後輩が教えてくれたサイト「御かぞくさま御いっこう」が書籍化された本を見つけて思わず衝動買いしてしまいました。

うちのトコでは

うちのトコでは

なかなかどうして各県の特徴を押さえていて(かなり誇張はありますが)クスッとくる1冊です。
千葉県は長嶋茂雄小倉優子など思考回路が特殊な人が多いそうですよ、なるほどね。