結婚式に御参加頂いた皆様へ

2011年10月23日(日/祝)
私は大学時代に所属していた合唱サークルの後輩と無事に結婚式を挙げました
結婚式に御参加頂きました皆さま, お忙しい中で私たち二人の門出を祝って頂いて本当にありがとうございました


GreeeeN「遥か」
↑結婚式で上映したプロフィールVTRに使用した曲です


挙式1週間前から二人で食い入るように観ていた週間天気予報は…ずっと「曇り時々雨」。
「天気予報はたいてい前倒しになるから」と期待をかけるものの, 降水確率は30%→40%→50%と徐々に上昇。
お天気だけは本当にどうしようもないなぁとだんだん諦めムード。
どちらが雨男(雨女)なのか, お互いに責任のなすりつけ合いをしていたり(笑)
前日のお天気ニュースに至っては「(日曜日は)大雨に御注意下さい」的なノリになっていました。
ああ無常。


ところがところが。
教会の人が作ってくれたテルテル坊主のおかげか, 普段の行いが良いおかげか?
前日夜中からパラパラ降っていた雨は幸いにも当日朝には姿を消しました。
晴れとはいかなくても, 雨さえ降らなければフラワーシャワーやブーケトスができる!
ひとまず最悪の事態は回避できそうで一安心しました。


教会についたのは朝8時頃。
新婦はメイクや着付けがあるので一足先にブライズルームへ。
しばしのお別れ。次に会うときはお互い真っ白な服に包まれて。
控室に残された新郎は「探偵はバーにいる」を読み始める。
落ち着かずそわそわ。教会の周りをうろうろ。
待つこと1時間, 新郎も遅れて着付け。
そしてウェディングドレス姿の新婦との対面。
清純を意味する純白の衣装は, 格式を超えて, 新婦母親しか触れることを許されないような重み。
神様なんて信じないけど, 「神聖」という言葉を使うなら今しかないと思った。


教会内外でアルバム用の写真撮影とリハーサルをしてから控室へ。
(誓いの口づけをすることを当日リハーサルで初めて知る…!)
牧師さんから新郎新婦, そして新婦の両親へ, お祝いの言葉があり。
今までの子育てへのねぎらいと旅立ちの言葉に涙する新婦と新婦母。
思わず自分もうるっとしてしまいそうになるが…新郎が泣いてどうする。
なんとか涙腺を引き締める。


挙式本番はあっという間。
正直に言って牧師さんの言葉とかあんまり覚えてない。
讃美歌(?)はさすがゲストの半分が合唱サークル!
途中からステンドグラスの向こうが明るくなって本当に祝福されているかのようでした。
教会の外に出ると…晴れ!雨上がりでなんと虹まで出ていた!
思わず新婦と顔を合わせて喜んでしまった。
そんな天気が印象的な挙式。


披露宴は新婦のお姉さんも披露宴を行った, 井の頭公園すぐそばの素敵なレストランで。
司会を立てないで新郎新婦二人のスピーチで進行するという異色なウェディングでした。
それでも万事つつがなく進行できたのは, ばっちりサポートしてくれたスタッフの人のおかげもありますが,
やっぱり御列席頂いたゲストの皆様が温かい空気を作ってくれたことが大きいのかなと思います。
二次会から参加してくれた友人が「全体の雰囲気がとてもあたたかった」とおっしゃっていました。
本当にその通りで。
何かすごく盛り上がるようなイベントを用意していたわけではないけど,
みんなのおかげで本当に自分たちらしくまったり幸せな時間を過ごすことができました。


両親への手紙で再び泣いてしまった新婦の化粧を心配しながら二次会へ。
吉祥寺のとある静かなイタリアンレストランにて。
二次会前後で準備・片付けを手伝ってくれた皆様、本当にありがとうございました。
正直あんなにいっぱいいっぱいになるとは思わなかった…!
予定外のことがたくさんで, 特に受付をお願いしていた人には心労を掛けてしまいました。
嫌な顔一つせず仕事をこなしてくれる姿には本当に頭が下がりましたm(_ _)m


二次会は予想以上の人に出席して頂いたおかげで座る椅子も足りないほどの混み具合でした。
参加者の皆様には少々窮屈な思いをさせてしまったかもしれません。
それでもケーキカット・ファーストバイト・ブーケトスなど本当に温かい雰囲気でやらせてもらえて嬉しかったです。
用意していたゲームも一部オリジナルで不安だったのですが、まずまず盛り上がったようで一安心。
自分で言うのもなんですが予想以上に大成功の二次会でした。


I wish「明日への扉」
↑最後に上映したエンドロールの曲です






そして最後に合唱してもらった「夢みたものは」。
結婚式を決めた当初はソーノみんなで歌いたいなーと思っていたのですが
なんか自分からお願いするのも照れくさいなと封印してしまった企画。
まさか後輩のみんなから演奏を提案してくれるとは考えていませんでした。
前日にわざわざ集まって練習してくれたという話を後で聞きました。
みんなみんなありがとう。


ずっとずっと少しだけみんなに負い目に思っている部分がありました。
サークル同期に。
執行学年でほとんど何も手助けできなかったこと。
サークル後輩に。
新歓でときに辛く当たってしまったこともあったこと。
大学卓球部に。
中途半端な自分は在ても良い存在だったろうか。


どんなに仲の良い友人・後輩でも「申し訳ない」と感じていた思い出や気持ちがあって。
でも結婚式二次会でみんなの笑顔を見ることができて,
ずっと残っていたその心の隙間が埋まるような嬉しさがありました。
それはまるで自分の大学生活6年間のエンドロールのような。


でも決して「終わり」ではありません。
これからもみんなには仲良くお付き合い頂かないとね!


本当に前日まで進行や台本についてチェックにチェックを重ねて入念に準備しましたが,
一番大事なのは友人みんなとの「和」とか「縁」だということをすごく感じました。
自分たちだけがいくら頑張ってもきっと幸せな結婚式にはならないのです。
手伝ってくれた友人や参加してくれる人の温かく優しい気持ちのおかげで生涯忘れられない1日を過ごせました。
「ありがとう」という言葉では自分の気持ちを表現するにはとても足りません。


でもボキャブラリーがあまりないので, これで許して下さい。
本当に、ありがとう。


その後「結婚式どうだった?」とよくいろんな人に聞かれます。
僕は正直にこう言うことにしています。
「人生で一番楽しくて幸せな日だった」と。